気温の変化と歯の痛みの関係

気温の変化と歯の痛みの関係

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こんにちは、いろどり歯科です🦷✨
今回は『歯の痛さと気温の変化』についてお話していきます。


私たち人間の体の中にはさまざまな臓器や管などの組織があり、それぞれがそれぞれの役割を果たすことによって健康な体を維持できています。
また、暑さや寒さなどの気温、湿度、気圧等、外の環境の変化も体に関係しています。暑くなると汗をかいて、寒くなると体の中心に熱を集めるなど、自律神経の動きによってある程度健康が維持されているのです。

ですが、この気圧の変化や天候によって体調を崩すこともあります。
今回はそんな外の環境の変化と、歯の痛みがどう関係しているのかお伝えしていきます。


お口の痛みを引き起こす原因

① 低気圧による組織の膨張による神経への圧迫!
実は、雨の日に歯が痛くなることがあります。
その大きな原因に低気圧があります。
歯の中には歯髄腔という神経などが通る空洞があり、そして鼻の左右には上顎洞という空洞があります。
また、虫歯や歯周病が悪化している人の場合は、膿の入っている袋も存在します。低気圧になると、外から体を押す力が弱くなるため、体の中にある空洞や管が膨らみます。膨らんだ空洞や管などの組織が、周囲にある神経や血管が圧迫されることで、痛みを感じてしまうのです。
※雨の日に頭が痛くなるのも同じような原理です。

② 体力・免疫力の低下による炎症の悪化!
疲れが溜まっていたり体力が落ちている時、人間の体は免疫力が落ちてしまい、病気になりやすくなってしまいます。
お口の中も菌に対する抵抗力が弱まります。
普段は元気な免疫細胞により静かにしている菌も、体量が低下し免疫力が下がるとここぞとばかりに暴れ回るのです。

③ 交感神経の働き過ぎにより痛みが感じやすくなる!
交感神経は、暑いときの発汗作用、寒いときに体の中心に熱を集め手足が冷たくなるなど、必要な体温調節の働きをします。
交感神経が活発に動くということは、体や脳が運動状態にあることを意味し、急に血圧が高くなることで、血の流れが悪くなったり、体が危険を察知して痛みを感じる機能が敏感になるといわれています。
つまり、気温や気圧の変化に適応しようと自然と働いてくれる交感神経によって、体の痛みが感じやすい状態になります。


ちなみに、歯が痛くなるのは虫歯があったり歯周病が悪化した部分です。
健康な歯はそういった気温の変化で痛みを感じることはほぼありません。
もしお痛みが出た場合は、我慢せず歯医者さんに診てもらいましょう!

 

歯のこと、お口のことで、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡、ご相談ください☘️✨

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