乳歯の歯並びに関係する隙間

乳歯の歯並びに関係する隙間

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こんにちは、いろどり歯科です🦷🪥


乳歯の歯並びに関係する隙間についてです♫


乳歯の歯並びに関係する隙間は、発育空隙(はついくくうげき)・リーウェイスペース・霊長空隙の3つあります。
乳歯のこれらの隙間は、乳歯が抜けたあと、乳歯よりもサイズの大きな永久歯が生えるためのスペースとして利用されます。


■発育空隙
発育空隙とは、お子さんが成長する過程で乳歯の歯並びに生じる乳歯同士の隙間のことです。

乳歯と乳歯の隙間は、一定ではありません。
乳歯が生え始めたころには、歯並び全体にわたって広い隙間が認められます。
しかし、全ての乳歯が生え終わった3歳ごろになると、その隙間は狭くなります。
そして、その後顎の骨の成長拡大に伴って、再び広がり始めます。
ですから、お子さんの歯が3歳ぐらいのときに、隙間がないからといってさほど心配する必要はありません。

発育空隙の役割は、永久歯のためのスペースの確保だけではありません。
乳歯から永久歯への生え替わりの過程で、歯が抜けてなくなると噛み合わせが不安定になってしまいます。
そんなときにも、きちんと上下の歯が安定して噛み合わせられるように調整するのも、発育空隙の役割のひとつであると考えられています。


■リーウェイスペース
前から数えて3~5番目乳歯の横幅合計と、同部位永久歯の横幅合計の差をリーウェイスペースと言います。

乳歯と永久歯の交換がスムーズに達成されるために存在しています。

永久歯の方が大きいと思われがちですが、この部位では違います。乳歯の方が大きいです。

上下でリーウェイスペースに違いがあります。下のスペースのほうが大きい傾向にあります。

リーウェイスペースのコントロールが良い歯並びになるために重要です。

リーウェイスペースは、むし歯等による乳歯の早期喪失によりスペースが失われる可能性があり、スペースがなくなると歯並びに悪い影響を及ぼします。スペースが狭くなれば、歯と歯の隙間がなくなって歯磨きもしにくくなるため、むし歯にならないように注意をしておく必要があります。


■霊長空隙(れいちょうくうげき)
霊長空隙とは、上顎の二番目と三番目の乳歯の間、下顎の三番目と四番目の乳歯の間に生じる隙間です。
人類や類人猿などの霊長類にだけみられるので、このように呼ばれています。

上の隙間は上の前歯が綺麗に並ぶ為、下の隙間は6歳臼歯が綺麗に生える為に必要と言われています。

子供の歯は生え変わるから虫歯になっても気にされない方もおられますが、骨格が小さい現代の子供では乳歯を守ることがスペースを守ることにもつながります。


歯の発育には個人差がありますので、隙間がないから永久歯の歯並びが悪くなるという訳ではありません。


発育の段階で、ご心配な点気軽に相談して頂ける様、定期的な健診をお勧め致します。


歯のこと、お口のことで、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡、ご相談ください☘️✨

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