2022.08.22

2022.08.22

こんにちは、いろどり歯科です🦷✨

今回は歯肉とは何かについて紹介します。
歯肉とは、歯根を取り巻き、歯槽骨と呼ばれる部分と接合している歯周組織の一部です。
一般的に歯茎とも呼ばれます。

歯肉は、歯のすぐ上にあるピンクの組織のことで、健康的な歯肉は綺麗なピンク色をしていますが、炎症を起こしていると赤色に変色します。

⭐️歯肉の種類ついて
付着歯肉
歯肉の大部分を占める不動な部分。
歯肉繊維によってセメント質や歯槽骨に結合しています。

歯間乳頭
歯と歯の間の部分の歯肉。
乳頭歯肉ともいう。歯間乳頭のマッサージが歯周病予防の上で大変重要になります。
歯間ブラシやフロスを使うことで歯周病の予防に役立てましょう。

遊離歯肉
歯頸部の周りを囲み、歯肉溝を形成します。

歯肉はセメント質や歯根膜、歯槽骨などの組織を覆って保護する一方で、歯並びを正常に保つ役割もあります。

⭐️歯肉のトラブルについて
1.歯磨き等で歯茎から出血する、膿がでる

口の中が不潔な状態のまま経過すると歯の表面に細菌が付着し、歯ぐきが炎症を起こします。炎症が強くなってくるとだんだん歯ぐきから出血するようになります。 炎症や出血が続くと今度は歯ぐきが腫れたり歯ぐきから膿が出るようになります。
このような場合は、歯周病が疑われるため、歯科医院での受診を強くお勧めします。

2.歯肉炎
歯肉炎は歯肉(歯ぐき)に炎症(赤く腫れる)がある状態です。 歯と歯の間や歯と歯肉のすき間にたまった歯垢や歯石が原因で歯肉炎は起こります。
平成23年歯科疾患実態調査によると、小・中学生の約4割、大人の約5割に、歯肉炎の症状が見られます。
歯肉炎の原因は、みがき残した歯垢です。
歯垢の中の細菌の毒素や酵素が、歯を支える組織を刺激すると、歯肉が炎症を起こしてしまいます。

3.歯周炎
歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)が炎症によって破壊される病気です。
歯肉炎を放置しておくと歯垢や歯石がどんどんくっついてしまいます。特に歯と歯肉のすき間(歯周ポケット)に歯石がたまり、どんどん歯周ポケットが深くなり、そこに歯垢や歯石がたまり、膿も出るようになります。

歯肉のトラブルは早期発見できれば、比較的簡単に治すことができます。
まずは、定期検診に通っていただき、歯科クリーニングを受け、歯石や歯垢(プラーク)を除去することから始めていきましょう。

歯のこと、お口のことで、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡、ご相談ください🍀

 

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