テトラサイクリン歯とは?

テトラサイクリン歯とは?

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こんにちは、いろどり歯科です🦷✨

皆さんは「テトラサイクリン歯」という言葉を聞いたことはございますか?
本日はテトラサイクリン歯についてご説明致します!

🌟テトラサイクリン歯とは?
テトラサイクリン歯(tetracycline teeth)とは、テトラサイクリンという抗生物質の使用によって発生する歯の変色の状態を指します。
テトラサイクリンは広範な細菌感染症の治療に使用される一般的な抗生物質であり、1950年代から1970年代にかけて広く処方されていました。

テトラサイクリン歯の特徴的な症状は、永久歯のエナメル質における変色です。通常、歯は白色から黄色みを帯びた色調を持っていますが、テトラサイクリン歯の場合、歯が灰色、茶色、黄色、または緑色に変色することがあります。これは、テトラサイクリンがエナメル質に結合し、歯の成長中に色素が取り込まれるために起こります。

🌟原因は?
テトラサイクリン歯の主な原因は、妊娠中や幼少期にテトラサイクリンを摂取したことです。胎児や幼児の歯が形成される段階では、テトラサイクリンが歯のエナメル質に取り込まれ、色素沈着が起こる可能性があります。
また、テトラサイクリンは乳歯と永久歯の両方に影響を及ぼすことがありますが、永久歯の方がより深刻な変色を示すことがあります。

テトラサイクリン歯は一度変色が起こると、その変色は恒久的です。これは、変色したエナメル質が再生されることなく、歯の成長と共に持続するためです。
したがって、テトラサイクリン歯を治療する最も効果的な方法は、予防することです。妊娠中や幼少期にテトラサイクリンを避けることが重要です。
特に妊娠中の女性は、テトラサイクリンを含む薬物を摂取する前に医師と相談することが必要です。

🌟治療方法は?
テトラサイクリン歯の治療方法にはいくつかの選択肢がございます。ただ、完全な変色の修復は難しい場合があります。

① ホワイトニング
テトラサイクリン歯の軽度な変色の場合、ホワイトニングが有効な治療法となることがあります。ホワイトニングは、専用の薬剤や光を使用して歯の表面の変色を軽減するプロセスです。ただし、テトラサイクリン歯の場合、完全な変色の改善は難しい場合があります。

② 審美的な歯科処置
テトラサイクリン歯の重度な変色の場合、審美的な歯科処置が必要となることがあります。
例えば、セラミックのベニア(薄い被せ物)や歯の表面に薄いレジン層を重ねることで、外見を改善することができます。このような処置は、歯の形状や色調を調整し、自然な見た目を回復させることができます。

③ 被せ物の装着
テトラサイクリン歯の変色が非常に深刻な場合、被せ物を装着することが考慮されることがあります。クラウンは、天然歯を被せるためのカスタムメイドの被せ物であり、形状や色調を自然なものに調整することができます。

 

テトラサイクリン歯の治療方法は、歯の変色の程度や患者の要望に基づいて歯科医師と相談しながら選択することがおすすめです。
また、テトラサイクリン歯は、子どもの頃の抗生物質摂取が原因であるため、予防が最も重要なポイントとなります。歯科医師と相談しながら適切な予防策を講じ、健康的な歯を保ちましょう。


歯のこと、お口のことで、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡、ご相談ください🍀✨

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