認知症と歯の関係について

認知症と歯の関係について

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こんにちは、いろどり歯科です🦷🪥

今回は認知症と歯の関係についてお話しします。

かつては痴呆症といわれていた「認知症」とは、
いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりしたためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態のことを指します。

2015年の時点で、65歳以上の高齢者の認知症有病率は15%を超え、高齢者の7人に1人が認知症を患っている状態です。

このまま何の対策もとらずにいると、2025年にはおよそ5人に1人の割合に上昇するという研究があります。認知症の程度にもよりますが、認知症と診断されれば、その患者さんだけの問題ではなく、周りの人が支えなくてはならない、という特徴があります。ですが、実際には要支援または要介護の状態であるにもかかわらず、家族や周りの人がそれを支える時間的・経済的余裕がない、という現場が想像以上に多いと思われます。

人生100年時代と言われるこのご時世
認知症を発症しない方法はあるのでしょうか。
発症しない方法は今の所発見はされていません。

ですが、「予防」することはできます。

その方法は「歯を大切にすること」です。ある調査によって、残っている歯の数が「0〜9歯」の人は「10〜28歯」の人より、アルツハイマー型認知症の発症リスクが2.2倍にも高かったそうです。

また、老いたマウスに迷路を記憶させる実験で、抜歯したマウスと抜歯していないマウスを比べた場合、あきらかに抜歯をしたマウスの記憶力が低下したそうです。

「歯が残っているかどうか」は認知症や脳の機能に影響するということがわかっています。

とくにアルツハイマー型認知症ではお口の中の病識もなくなり、認知症になった途端に継続的に通っていた歯医者に行かなくなったり、家族の方が気付いて歯医者へ連れてきてもらったときには手の施しようがないほどお口の中の状態が悪化していたりすることもあるそうです。

口腔機能は回復することができます。歯を失ってしまった部分に対して、ブリッジやインプラント治療をすることによって、お口の健康を取り戻すことが可能です。

歯の定期健診はお口の中だけでなく、全身の健康に繋がります。

歯科医院でしっかりと定期的にメンテナンスをしてお口の中を清潔に保ち、認知症予防・アルツハイマー病も予防していきましょう。

歯のこと、お口のことで、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡、ご相談ください🌟

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