2022.8.28

2022.8.28

こんにちは、いろどり歯科です🦷✨

本日は「吸指癖」についてお話します!

吸指癖とはその名の通り指を吸う癖のことです。
指しゃぶりは胎児の頃からすでに始まっており、胎生後すぐに母乳を吸うための準備と言われていますので、この時点ではまだ癖とは言いません。

✍️指しゃぶりの及ぼす影響
指しゃぶりをしているとき、指をくわえる力によって上の前歯は上前方に押し出され下の前歯は下前方に押さえつけられます。
その為、出っ歯になったり噛み合わせが合わない状態になったりしやすくなります。
さらに、指を強く吸っていると奥歯を外側から内側に押す力が働き、歯並びの横幅が狭くなるなど様々な問題を引き起こします。

乳児のあいだだけ指しゃぶりをしているのであれば大きな問題はありませんが、3歳以降も続くようであれば、このように噛み合わせが悪くなる可能性が高くなります。

指しゃぶりをやめさせたい、減らしたいと思ったらまずお子さんをよく観察してみることから始めましょう。
どういう時によく指しゃぶりをするのかがわかれば、対策もしやすくなります。

✍️寝てる時の指しゃぶり
寝てる時に指しゃぶりをしてしまう子も多いでしょう。
この場合は、子供を安心させるように手を握ったり絵本を読んだりすることで、指しゃぶりから意識を逸らすことができると言われています。

✍️暇な時(日中)の指しゃぶり
日中、暇な時に指しゃぶりをしている場合は、手を使う遊びを増やしたり、外で体を動かす機会を増やすと、遊びに夢中になり指しゃぶりを減らすことができるようです。

指しゃぶりをする癖がついてしまわないように普段から少し意識して手を握る、抱きしめる、撫でるなどスキンシップを増やすことで指しゃぶりを減らしていけるかもしれません。

✍️指しゃぶりによって乱れた歯並びを治す方法
結論から言うと、もし指しゃぶりが完全にやめれたら多少は戻る可能性もありますが、完全にしっかり噛むように治すには矯正治療が必要です。

矯正によって歯の噛み合せを治そうとしても、吸指癖が完全にやめられず残っていると、治療が非常に難しくなります。
また、矯正治療によって歯並びが一旦治ったとしても、後戻りしてしまう可能性があります。
そのため、癖をしっかり除去すること、舌や指が入る隙間がないように歯並びを治すことの両方が必要になってきます。

ここまで読んでいただきありがとうございました!
歯のこと、お口のことで、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡、ご相談ください🍀

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