目の疲れと噛み合わせの関連
目の疲れと噛み合わせの関連

はじめに
長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用により、目の疲れに悩む人は多いでしょう。しかし、目の疲れの原因が実は「噛み合わせ」にあるかもしれないと聞くと、驚く方も多いのではないでしょうか。目と歯は、一見無関係に思えますが、実は密接な関係があります。噛み合わせが悪いと、頭の位置がずれたり、筋肉のバランスが崩れたりすることで、目の筋肉にも影響を及ぼします。また、歯の食いしばりや歯ぎしりにより、側頭部や目の周辺の筋肉が緊張し、目の疲れや視力の低下につながることもあります。目の疲れを眼科で診てもらっても原因がわからない場合、噛み合わせに問題があるかもしれません。この記事では、目の疲れと噛み合わせの関連について、そのメカニズム、症状、対処法を詳しく解説していきます。
噛み合わせとは
噛み合わせとは、上下の歯が接触する状態のことです。正しい噛み合わせでは、上下の歯が適切な位置で均等に接触し、顎の関節も正常に機能します。
噛み合わせが悪いと、特定の歯に過度な負担がかかったり、顎の位置がずれたり、筋肉のバランスが崩れたりします。
目の疲れと噛み合わせの関連メカニズム
頭の位置のずれ
噛み合わせが悪いと、顎の位置がずれます。顎の位置がずれると、それに伴い頭の位置もずれます。
頭の位置がずれると、目の位置も変わり、視線を正しく保つために、目の筋肉が常に調整を強いられます。この過剰な調整が、目の疲れを引き起こします。
筋肉の連動
顎を動かす筋肉(咀嚼筋)と、目の周辺の筋肉、首や肩の筋肉は、互いに連動しています。
噛み合わせが悪いと、咀嚼筋が不自然に緊張します。この緊張が、側頭部や目の周辺の筋肉にも伝わり、目の疲れや頭痛を引き起こします。
特に、側頭筋という筋肉は、咀嚼にも関与しながら、側頭部を広く覆っており、目の周辺にも影響を及ぼします。
食いしばり・歯ぎしり
噛み合わせが悪い人は、無意識に食いしばったり、歯ぎしりをしたりすることが多いです。
強い力で食いしばると、咀嚼筋や側頭筋が過度に緊張し、血流が悪くなります。これにより、目の周辺の血流も悪化し、目の疲れ、充血、ドライアイなどが起こりやすくなります。
三叉神経の関与
顔面の感覚を司る三叉神経は、顎、歯、目、額など、広い範囲に分布しています。
噛み合わせの異常により三叉神経が刺激されると、その影響が目にも及び、目の疲れや痛みを感じることがあります。
姿勢の乱れ
噛み合わせが悪いと、顎や頭の位置がずれ、それを補正するために、首、肩、背中の姿勢も乱れます。
特に、前かがみの姿勢になりやすく、この姿勢では目とパソコンやスマートフォンの距離が近くなり、目の負担が増えます。
噛み合わせが原因の目の疲れの症状
目の症状
目が疲れる、重い、かすむ、充血する、ドライアイ、まぶたがピクピクする、視力が落ちた気がする、光がまぶしく感じるなどの症状があります。
目以外の症状
頭痛(特にこめかみや後頭部)、肩こり、首の痛み、めまい、耳鳴り、顎の痛みや違和感、歯の痛みなども同時に現れることがあります。
特徴
眼科で検査をしても異常が見つからない、目薬や休息では改善しない、夕方になると症状が悪化する(疲労が蓄積する)などの特徴があります。
噛み合わせが悪くなる原因
歯の問題
虫歯、歯周病、歯の欠損、不適合な詰め物や被せもの、親知らずの異常などにより、噛み合わせが悪くなります。
歯並びの問題
叢生(ガタガタ)、出っ歯、受け口、開咬(上下の歯が噛み合わない)などの歯並びの問題があります。
悪習癖
頬杖をつく、片側だけで噛む、うつぶせ寝をする、爪を噛むなどの悪習癖により、噛み合わせが悪化します。
ストレス
ストレスにより、歯ぎしりや食いしばりが増え、歯がすり減ったり、顎の位置がずれたりします。
目の疲れと噛み合わせの関連を確認する方法
セルフチェック
以下の項目に複数当てはまる場合、噛み合わせが目の疲れに関係している可能性があります。
- 目が疲れやすく、眼科で検査しても異常がない
- 朝起きたときに顎が疲れている、痛い
- 歯ぎしりや食いしばりを指摘されたことがある
- こめかみや側頭部を押すと痛い
- 肩こりや首の痛みがひどい
- 頭痛がよくある
- 口が開けにくい、顎がカクカク鳴る
- 歯並びが悪い、または治療していない虫歯がある
歯科医院での診断
歯科医院で、噛み合わせのチェックを受けることができます。視診、触診、咬合紙(噛み合わせを確認する紙)、レントゲン、場合によってはCTなどにより、噛み合わせの状態を詳しく調べます。
噛み合わせを改善する方法
歯科治療
虫歯や歯周病がある場合は、まず治療します。不適合な詰め物や被せものがあれば、作り直します。欠損している歯があれば、ブリッジ、入れ歯、インプラントなどで補います。
矯正治療
歯並びが悪い場合は、矯正治療により改善します。成人でも矯正治療は可能で、近年ではマウスピース型の目立たない矯正装置もあります。
ナイトガード(マウスピース)
歯ぎしりや食いしばりがある場合は、ナイトガードを作製します。就寝時に装着することで、歯のすり減りを防ぎ、顎の筋肉への負担を軽減できます。
咬合調整
噛み合わせが高い部分を少し削るなど、微調整を行います。
悪習癖の改善
頬杖をつく、片側だけで噛むなどの悪習癖を意識的に改善しましょう。
ストレス管理
ストレスを軽減することで、歯ぎしりや食いしばりが減少します。適度な運動、十分な睡眠、リラクゼーションなどを心がけましょう。
目の疲れを軽減する生活習慣
姿勢の改善
パソコン作業時は、画面を目の高さに合わせ、背筋を伸ばした姿勢で作業しましょう。前かがみにならないよう注意します。
定期的な休憩
20分作業したら20秒休憩し、20フィート(約6メートル)先を見る「20-20-20ルール」を実践しましょう。
目のストレッチ
遠くを見る、目を上下左右に動かす、目を閉じて休めるなど、目のストレッチを行いましょう。
顎や首のストレッチ
顎を左右に動かす、首を回す、肩を回すなど、顎や首周辺のストレッチも効果的です。
温める
目や側頭部を温めることで、血流が良くなり、疲れが軽減します。蒸しタオルやホットアイマスクを活用しましょう。
十分な睡眠
睡眠不足は、目の疲れも噛み合わせの問題も悪化させます。質の良い睡眠を十分にとりましょう。
専門家への相談
目の疲れが改善しない場合は、以下の専門家に相談しましょう。
眼科
まずは眼科で、目自体に問題がないか確認します。
歯科医院
噛み合わせや顎関節症の専門知識を持つ歯科医師に相談しましょう。
整体・カイロプラクティック
全身のバランスを整えることで、噛み合わせや目の疲れが改善することもあります。
ただし、信頼できる施術者を選びましょう。
子どもの目の疲れと噛み合わせ
近年、スマートフォンやゲームの使用により、子どもの目の疲れも増えています。また、柔らかい食べ物ばかりを食べることで、顎の発達が不十分になり、噛み合わせが悪くなることもあります。
子どもの目の疲れや姿勢の悪さが気になる場合は、噛み合わせもチェックしてもらいましょう。
まとめ
目の疲れと噛み合わせには、密接な関連があります。噛み合わせが悪いと、頭の位置のずれ、筋肉の緊張、食いしばり・歯ぎしり、三叉神経の刺激、姿勢の乱れなどを通じて、目の疲れを引き起こします。
眼科で検査しても異常がない目の疲れの場合、噛み合わせに原因があるかもしれません。歯科医院で噛み合わせのチェックを受けましょう。
噛み合わせの改善には、歯科治療、矯正治療、ナイトガード、悪習癖の改善、ストレス管理などが効果的です。
また、姿勢の改善、定期的な休憩、目や顎のストレッチ、十分な睡眠なども、目の疲れの軽減に役立ちます。
目と歯、一見関係なさそうな部位ですが、体は全てつながっています。全身の健康を総合的に考えることが大切です。
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