仮歯の放置で起こるトラブル

仮歯の放置で起こるトラブル

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こんにちは、いろどり歯科です🦷✨
今回は『仮歯を放置することで起こりうるトラブル』についてお話していきます。


まず、仮歯とは歯を治療していく際に一時的に装着する人工的なかぶせ物のことをいい、レジンという歯科用のプラスチックの材料でできたものになります。
仮歯の期間を経て、最終的なかぶせ物へと移行していきます。

🌟仮歯の役割は?
①外部からの刺激から歯を守る!
(神経が残っている場合、温かいものや冷たいものがしみてしまうため、仮歯を装着します)

②食事をしやすくする!
(歯に隙間があると食事がしにくいため、隙間を埋めます)

③見た目を良くする!
(歯がなく穴が空いてる状態だとやはり審美性を大きく損ねてしまいます)

④歯の移動を防ぐ!
(歯と歯の間に隙間があると、歯は動いてしまいます。被せ物が入るまでの間、隙間を無くして歯を動かさないようにする役割があります)


🌟では、本題のなぜ仮歯のまま放置してはダメなのかについてお話していきます🦷

トラブルその①
仮歯だといつ外れてしまうか分からない。
仮歯は、その後かぶせものが入ってくること(いずれ外すこと)を想定しています。そのため、通常の詰め物やかぶせものを接着するものよりも弱い接着剤でくっつけています。
つまり、食事中に突然取れたり割れたりする可能性があります。

トラブルその②
虫歯になる。
仮歯は外すことが前提のため、何ヶ月も付けたままにすると徐々に接着剤が溶けてしまい、その隙間からばい菌が入りこみ、虫歯の原因となります。

トラブルその③
仮歯の色が変色してしまう。
仮歯の材料に使われている樹脂はやわらかい素材でできていて、水分と一緒に汚れも吸収します。
はじめは綺麗に見える仮歯ですが、長期間使っていると、変色して見た目が悪くなってしまいます。

トラブルその④
仮歯だとすり減るのが早い。
仮歯に使っている材料は、最終的に取り付けるかぶせものよりやわらかい素材でできているため、すり減ってしまいます。(特に奥歯がすり減りやすいです!)
それによって噛み合わせが変化すると、せっかく作ったかぶせものが自身の歯に合わなくなってしまい、また作り直しになってしまいます。

トラブルその⑤
仮歯についた汚れや、接着剤が溶けてできた隙間に入りこんだ汚れから臭いが発生し、口臭の原因になります。


最後に
「仮歯だけど形も色も問題ないし、通うのが面倒だからこのままでいいかな」と思ってしまう方も時々おられます。
ですが、このように、仮歯のまま放置してしまうとたくさんのトラブルが発生します…😢💦
後に起こりうるトラブルを防ぐために、最後まで治療を頑張って行きましょう❗️

 

歯のこと、お口のことで、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡、ご相談ください☘️✨

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