食いしばりについて

食いしばりについて

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こんにちは、いろどり歯科です🦷✨

本日は食いしばり(噛みしめ癖)についてお話させて頂きます。

🌟食いしばりとは?
食いしばり(噛みしめ癖)とは、就寝中や物ごとに集中している際に無意識に歯を食いしばる癖のことです。歯ぎしりと違って、食いしばるときに音が鳴らないので、他人から気づかれにくく、自分自身でも知らないうちに歯を食いしばっているので自覚することが少ないです。

歯を噛み締めたり、寝ている間に食いしばる力は、想像以上に強いものです。その力は、自分の体重の10倍〜15倍くらいはかかっていると言われています。

🌟食いしばりで起こるトラブルとは?
✔︎ 歯が欠ける、歯の根が割れて抜いたことがある。

✔︎詰め物が欠ける、すぐ取れてしまう。

✔︎咬筋が張っている。(昔よりエラが張ってきた)顎周りの筋肉が硬直している。

✔︎歯列の内側や外側に骨隆起がある。(骨が出っぱっている)

✔︎朝起きた時の顎の疲労感がある。

✔︎偏頭痛や肩こりがある。

✔︎知覚過敏が時々起こる。虫歯じゃないのに歯が痛くなることがある。

✔︎きちんと歯磨きをしているのに奥歯の歯周病が進んでいる。


このような症状やトラブルがある方は要注意です。
食いしばりは、歯の欠損やむし歯、顎の痛みなどの症状を引き起こすことがあり、放っておくと体に大きな負担を与えるので注意が必要です。

🌟治療方法は?
①マウスピース
こちらは最も簡易的に、すぐにできる治療方法です。歯型をとって自分に合ったマウスピースを寝るときにはめるだけです。

現在のところ、無意識下での歯ぎしりを止める手段はありません。そのため歯を守るためにマウスピースを用います。就寝時に装着すると、睡眠中の歯ぎしりによる歯やあごにかかる力を分散します。
マウスピースは、身体への負荷を軽減させるとともに、筋肉の緊張を和らげてくれます。具体的には、肩こりや頭痛、腰痛、目の疲れなどを予防し、顎関節症のリスクが減ると言われています。

② 咬筋ボツリヌス治療(ボトックス注射)
咬筋ボツリヌス治療は、ボツリヌス菌が作り出す天然のタンパク質を有効成分とするお薬を筋肉に注射を注射することにより、筋肉を緊張させている神経の働きを抑える治療法です。
歯ぎしり、食いしばり、顎関節症などに関係する咬筋肥大を改善します。

咬筋ボツリヌス治療は保険外診療(自由診療)になります。

③セルフケア
・舌トレーニング
舌先を少し丸めて上顎の前歯の裏に置いて舌全体を口蓋にくっつける。
→強くプッシュして10秒キープ。離す。
→また10秒キープ。

を何回か繰り返し行うことで、いつもお口の中に(上の歯と下の歯の間に)空間が作れます。歯が触れ合っていい時間は1日に20分以下と言われており、それ以上に歯同士がくっついているということであれば接触癖が疑われます。食べるとき以外は上下の歯は触れないことが理想的です。

・咀嚼筋マッサージ
顎周りの筋肉をマッサージして硬直した筋肉をほぐしましょう。
人差し指〜薬指の3本または親指以外の4本を使ってらせんを描くようにくるくるとマッサージ。
ゴリゴリした感じがほぐれるように行ってみてください。こちらも毎日続けると顎が開きやすくなり、エラが張るのも防げます。


噛み締めや歯ぎしりで過度な力が加わる方には、こういった治療法を行なったり、自分でできる予防策をとる事で、様々な歯のトラブルを避けられる可能性が高くなります。

現在のご自身の歯、また、治療後の歯を出来るだけ良い状態で安定させるためにも、咬合力のコントロールはとても大事なのです。


歯のこと、お口のことで、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡、ご相談ください🍀✨

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